「いまはむかし、ものうりのおとこ」で始まる昔話のような創作絵本。
井上洋介さんの絵と文が不思議な世界に連れ行ってくれます。
墨で描かれたゆるいタッチの絵には、1ページおきに上下に金色の雲がたなびいて、絵伝のようなリズム感を感じます。絵解き法話をするお坊さんになった気分で読んでみると楽しいかも。
全体にナンセンスな文章ですが、子供は文章のリズムとか洒落の要素とかを的確に掴んで聞いていて、後から急に、
「いまは昔 ものうりのおとこ〜」と始めたりします。
子供ってほんとに絵本をよく聞いて、よくよく楽しんでいるんだなあ、と驚きます。
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おやこひろば
愛知県稲沢市のお寺で、絵本とわらべうたの会を開いています。 毎週火曜日10時〜
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