原題は『Колобок (カラボック、またはコロボック。英語表記はKolobok )』。
ロシアの民話がもとになっていますが、ヨーロッパ全体で読み親しまれている、最も有名な子供のためのお話。日本でも『にげだしたパンケーキ』『パンはこころころ』など、このお話を元にした別の翻訳や挿絵がいくつかあるようです。
まーるい形ににっこり顔は、どの国のバージョンでもおなじ。
Kolobok は、スマイルアイコンのモデルとしてもおなじみところで、「おだんごぱん」ってなんでしょう? おだんごなのか、パンなのか?
調べてみたら、ロシアの「サワークリームブレッド」というパンのことのようです。
おだんごぱん、と言い換えた潔い翻訳は、『ナルニア国物語』や『指輪物語』を手掛けた名翻訳家、瀬田貞二氏ならではですね。
『おだんごぱん』ロシア民話、せたていじ 訳、わきたかず 絵 福音館書店
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