『もぐらとずぼん』
文 エドアルド・ペチシカ
絵 ズデネック・ミレル
訳 うちだりさこ
(福音館書店)
風に揺れる洗濯ものを見たもぐらくんが、 青いずぼんを見つけました。 おおきなポケットのついた素敵なずぼん。
どうやったら、あれと同じずぼんが作れるだろう。
そこでもぐらくんが手に入れたのは、布!
ではなくその前の糸!
でもなくなんと、 その原料となる亜麻を育てるところから始めました。
亜麻を育て、水につけて繊維をほぐし、乾燥させて、 さらに漉いて、糸を紡いで布を織り、 そこからようやくズボン作りが始まります。
気の遠くなるような工程を一つ一つ丁寧に重ねて、 自分の作りたいものに近づけていく。
すごいなぁ、もぐらくん!
ものづくりの楽しさと、自分でなんとかやってみる! という逞しさ、 そして適材適所にいろんな友達に助けてもらいながら達成させるの も、ホントに大切なことだと気づきます。
作者のペチシカ&ミレルのコンビはチェコの絵本作家で、中でも「 もぐらくん」 は本国ではアニメ化もされている子供達に人気のキャラクターです 。日本でも一時期、NHKで放送していました。
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阿弥陀寺おやこひろば
0才から楽しめる♪絵本とわらべうたの会。
愛知県稲沢市 毎週火曜日10時〜